鳴海金山 「ゴールドパーク鳴海」(新潟県朝日村)

新潟県岩船郡朝日村鳴海山

高根の奥深くにある鳴海金山の歴史は、佐渡金山よりも古く、大同2年(807年)に、出羽の国の住人、相之俣弥三郎によって発見され、その子孫が相ついで採掘していたと伝えられています。
その後は戦国時代、鉄砲の伝来もあり全国で金の採掘が盛んに行われていた頃、鳴海金山も最盛期を迎え、江戸幕府末期まで採掘が続きました。
上杉氏の領地であった天正から慶長の頃には全国一の産金量を誇り、慶長3年の「伏見蔵納目録」によると、秀吉への全国からの運上額の3割を、上杉景勝領の越後黄金山が占めていたと記されています。
鳴海金山は、今なお当時のタヌキ掘りの跡と荒々しい岩肌がそのまま残されていて、全国でも例を見ない古い金山跡としてその歴史的価値や神秘性が注目を集めています。
千二百年の歴史を越えて現在ゴールドパーク鳴海として一般に公開されている。

産出鉱物
金・銀

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ゴールドパーク鳴海管理棟

狸掘り穴
あさひ坑口か?
センノキ坑口
  
黄金坑口(大千畳坑)大切坑口
  
わん掛けによる砂金取り体験施設鉱石を砕いた石臼


★鳴海金山の坑道見取り図へここをクリックすると見れます。


★ゴールドパーク鳴海
開設日 6月〜11月(年により前後あり確認必要)毎土曜日・日曜日・祝日 午前9時〜午後4時
入場料 大人600円 小人300円(小・中学生)
砂金採取体験 200円(1人)
問い合わせ先 観光案内テレホンサービスTEL(0254)72-1551
詳しく知りたい方は下記まで
〒958-0261
新潟県岩船郡朝日村大字猿沢1215番地
朝日村みどりの里 物産会館 商工観光課 観光係
TEL 0254-72-1551//FAX 0254-72-1273


鳴海金山は、越後黄金山として佐渡金山より産金量が多かったと言われている。早くから大切抗が開発され坑内水が排出でき佐渡金山で苦労した水替え人夫が不要であった。
現在観光金山として一般に大切坑と黄金抗(大千畳坑)を公開している。坑内の照明は朝日スーパーライン脇にあるゴールドパーク鳴海管理棟で発電機を運転し供給している。
鳴海山頂部にあり例年6月から11月までの公開であるが積雪の影響により変動あり確実に坑内見学するには7月〜10月に訪れると良いだろう。
国道7号から45Km国道112号からだともっと距離があり山中で給油所も無く携帯電話も不通なので注意されたい。
金山の下流の相ノ俣沢や新四郎沢で現在も砂金が採集出来そうである。


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