深沢鉱山 (花岡工業深沢採鉱所)

秋田県大館市深沢 花岡工業深沢採鉱所

up date 2000/08/18

深沢鉱山は、花岡鉱山の支山として開発されました、近代的な探鉱が行われ小坂鉱山内の岱鉱床の探査データを参考に 短期間で成功を収める事が出来1969年深沢鉱床発見に至った。
深沢鉱山のデータが後に探査された餌釣鉱山の鉱床発見(1975年)に、各種のデータが貴重な資料となりました。
深沢鉱山では近代的な採鉱法が開発され人工天盤下向充填採掘法(小坂鉱山内の岱でも採用)により採掘効率の向上が 行われ、トラックレス・マイニング方式(無軌道方式)坑内に自動車を持ち込むなど合理化が盛んに行われました。
現在は、採掘し尽くされ鉱床枯渇により廃山となっている。

産出鉱物
黒鉱・黄鉱など


竪坑跡斜坑跡
 
変電所前の建物坑内から搬出されたスクラップ
  
 
山の反対側の選鉱場跡 


深沢鉱山の竪坑近くに品位の低い黒鉱の大きな塊があったが最近だいぶ小さくなってしまった。
黒鉱は緻密な結晶鉱物で鉛・亜鉛・銅・鉄・微量の金・銀やレアメタルのガリュウム・ゲルマニュウム・ビスマス等を含む
鉛や亜鉛が多い物は黒く黒鉱、銅や鉄が多い物は黄色で黄鉱とも言う、黒鉱は黒く持ってみてズッシリとした重みがある。

深沢鉱山に行くには、東北自動車道の小坂インターで降り、大館・十和田湖線(樹海ライン)を大館市方向に進み 雪沢小学校の先を左折し約2〜3分で到着する。


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