足尾銅山 (足尾銅山観光)

銅山観光入坑料金等リニューアル2004/07

栃木県上都賀群足尾町 足尾銅山 (高温熱水鉱脈鉱床)

足尾銅山は、1610年(慶長15年)に発見されて以来、江戸時代から昭和48年までの400年近く続いた歴史のある銅山です。
足尾で採掘された銅は、むかし東照宮や江戸城などの建造のさいに使われたれり、オランダや中国などへも輸出されました。
銅山はその後一時衰退しますが、明治10年に入り「古河市兵衛」の経営となってからは、生産技術が次々と近代化され、産銅量が 急速に伸びて発展の一途をたどり、大正初期には人口が県内で宇都宮に次いで第2位となり「鉱山都市」と呼ばれやがては名実ともに 日本一の銅山として大いに栄えました。。
しかし、時は流れ銅の生産も次第に減少し、昭和48年に「名山足尾」の輝かしい歴史を秘めたまま閉山となりました。
今でも町のあちこちで、むかしの銅山の繁栄ぶりを忍ぶ歴史を多く見ることができます。

足尾銅山は、西側に小滝・南側に通洞・北側に本山と3ヶ所から開発され、坑道の総延長は1200Kmになる。

産出鉱物は、主に黄銅鉱・黄鉄鉱など

銅山観光・通洞坑口本山にある製錬所
小滝の選鉱所・製錬所跡小滝の坑口跡


★通洞側の様子

観光坑口の通洞坑口トロッコで坑内観光
鋳銭座トロッコの展示

◆足尾銅山観光 通洞坑跡◆

〒989-5402 栃木県上都賀郡足尾町通洞9−2
TEL:0288-93-3240
営業時間:午前9時00分〜午後4時30分まで。

観光坑道入坑料金
 区 分  個 人  団体15人以上
大人・高・大学生800円 700円
高校生学校団体のみ−−円 500円
小学生・中学生500円 300円

◆坑道内展示

通洞坑跡を観光用に開発され、トロッコに乗って坑内観光が出来ます。
足尾銅山を再現する坑内観光で、江戸時代の手掘りの様子から機械化された銅山の様子、そして未来の鉱山のあり方を
示した宇宙空間展示場もあり、約400年続いた銅山の歴史や内容ばかりでなく、鉱山のもつさまざまな仕組みを知る
ことができます。

◆鋳銭座

時代劇の銭形平次でも知られる一般的な貨幣、寛永通宝(一文銭)は江戸末期まで各地で作られていました。
そのうち足尾で作られた寛永通宝にはすべて裏に「足」の字が刻まれ「足字銭」と呼ばれています。
この足字銭をつくる様子を人形を使って再現しているのが鋳銭座です。

◆資料館

駐車場前にある足尾町民センター2階で、鉱石・写真・資料などが無料で観覧することができる(写真撮影禁止)。
古河市兵衛の経営に移った明治10年(1887)から、昭和48年(1973)の閉山まで、96年間にわたる足尾銅山の
歴史を文献、模型、鉱石、当時の写真などで紹介しています。
この資料館は、古河機械金属株式会社が記念に建造したもので、明治末に外国製の精密機械を導入するなど、当時
最先端の企業であったことがうかがわれます。


★小滝側の様子

選鉱所・製錬所跡小滝の案内看板
浴場跡小滝側のズリ
鉄橋・小滝坑跡当初の小滝坑跡

◆小滝坑跡

旧坑を利用し明治18年(1885)7月開坑、同時に選鉱所や製錬所、学校や鉱山住宅が建設された。
明治26年(本山坑)とつながる、その後(通洞坑)側ともつながる。
昭和29年(1954)小滝坑廃止。

小滝側のズリでは、現在も鉱物が採集可能のようである。


★本山側の様子

製錬所製錬所
変電所詰め所跡の門
詰め所跡住宅跡地
神社側の建物緑が甦る山

◆本山坑跡

本山は、江戸時代よりの本口坑、たかの巣坑の足尾町側に少し降りた場所に開発された
明治17年(1884)に本山坑が開発され鉱業所、選鉱所、製錬所などが造られた。
昭和48年(1973)2月28日閉山と共に閉鎖され、現在は製錬所の一部が動いているのみとなった。

渡良瀬川の鉱毒問題が明治時代に発生し国会でも議論されましたが、製錬所の煙の亜硫酸ガスにより
周りの山は、はげ山になっていましたが、治山工事も年々進んで山の緑も甦りつつあるようです。


足尾銅山に行くには、東北自動車道の宇都宮インターで降り、日光宇都宮道路を清滝インターで降り
国道122号線を足尾方面に進み長いトンネルをくぐると足尾町に着く。

銅山観光には、足尾町内方面に進むか、左折し国道122号線を桐生方面に進み右手に赤い大きな橋が
あるのでこの橋を渡ればその先が足尾銅山観光 通洞坑跡に着く。

小滝坑跡には、銅山観光より左折し、旧道の上をわたらせ渓谷鉄道のガードをくぐった先を小滝方面に
右折して進むと駐車場のある場所近辺が小滝坑跡になる。

本山坑跡には、国道122号線を間藤方面、わたらせ渓谷鉄道の終点駅方面に進み左側に精練所が見え
てくる、精練所の手前に緑色の鉄橋がありこれを左折して渡り銀山平方面に進むと左手に変電所があり、
更に進むと本山の鉱山詰め所が左手にある、本山の坑口跡は、鉱山詰め所の裏手方向にあるが入る事は
出来ない。


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